FXのおすすめ通貨ペアを徹底解説【初心者向け】選び方・ペアの特徴まで完全ガイド

といった悩みを抱える人も多いでしょう。

FXでトレードができる通貨ペアは数十種類以上あり、FX初心者の人はどの通貨ペアを選んでトレードすればいいのか悩んでしまいますよね。

そこで、今回はFX初心者におすすめ通貨ペアや通貨ペアを選び方などについて詳しく紹介していきます。

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FXの通貨ペアとは

通過ペアとは、FX取引を行う2カ国の組み合わせのことを指します。

FXは基本的に異なる通貨を売買して利益を得る取引です。

そのため「円だけを購入して売る」「米ドルだけを購入して売る」ということはできません。

FXでは「米ドル/円を購入して売買する」のように2つの通貨がペアになった取引を行います。

ちなみに、2つの通貨を購入して片方の通貨を売って、片方の通貨を買う仕組みです。

また、FXの通貨ペアはUSD/JPYやEUR/USDなどと表記されていることも多いですが、左側の通貨は基軸通貨、右側は決済通貨と呼びます。

よって、USD/JPYの基軸通貨は米ドル、決済通貨が円になります。

FXの通貨ペア3つの選び方

FX取引ができる通貨ペアは米ドル/円など、数十種類以上あるため初心者の人はどの通貨ペアで取引をすればいいか悩んでしまいますよね。

そこで、ここからはFXの通貨ペアの選び方について紹介していきます。

取引量が多い

FX初心者の人は取引量が多い通貨ペアを選びましょう。

取引量が多い通貨ペアは次の通りです。

上記の表は取引量が多い通貨ペアの一覧です。

取引量が多いということは、多くの投資家が注目されているということになります。

そのため、チャートの値動きが比較的安定しているため、初心者でも利益を得られやすいと特徴があります。

また、取引量が多い通貨ペアは急に変動するリスクもないため、比較的手を出しやすい通貨ペアといえるでしょう。

ボラティリティが大きい

FX初心者はボラティリティが大きい通貨を選ぶことも大切なポイントです。

ボラティリティは値動きの意味を指し、ボラティリティが大きいということは値動きが大きいという意味を指します。

値動きがない（ボラティリティが小さい）通貨ペアは値動きによって利益を出すことは難しいため、ある程度のボラティリティがある通貨ペアを選びましょう。

ただし、ボラティリティが大きいということは利益を出しやすい反面、逆に損失が出やすい通貨ペアでもありますので、注意してください。

スプレッドが狭い

FX取引ではスプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことも大切なポイントです。

FXでは通貨ペアを売るときと買うときの差（スプレッド）が生じます。

この差額は取引をするうえで大きなコストとなるため、できるだけスプレッドが狭い通貨ペアを選ぶことも大切なポイントです。

また、スプレッドは基本的に一定ではなく相場が急減に動いた時や、経済指標が発表された時などに変動します。

そのため、FX取引では常に情報収集することも大切なポイントとなるため、自分が興味のある国の通貨や、情報を入手しやすい国と通貨を選ぶようにしましょう。

情報が大切ということもあり、日本の情報は入手しやすいため「〇〇/円」の通貨ペアが人気となっています。

FX初心者におすすめする通貨ペア

ここでは、FX初心者におすすめの通貨ペアを紹介していきます。

米ドル/円

米ドル/円は取引金額第1位の通貨ペアです。

これからFX取引を始める時には一番取引しやすい通貨で、日本とアメリカの情報は他の国と比べても情報を入手しやすく、値動きは安定しているものの適度なボラティリティもあるため、おすすめです。

また、米ドル/円は日本やアジア時間だけでなく欧州や米国の時間帯にも活発に売買されているため、深夜でも朝方でも自分の好きな時間に取引をしやすいというメリットがあります。

さらに、米ドル/円を売買している日本人も多く、ネット上やSNS上でさまざまな情報を得ることができる点も特徴です。

ユーロ/米ドル

ユーロ/米ドルは取引シェア1位の米ドルと2位のユーロを組み合わせた通貨ペアです。

アジア時間の値動きは比較的堰堤していますが、欧州時間は値動きが活発になる傾向があります。

また、ユーロ/米ドルが一度トレンドに上がると一定期間持続しやすい傾向にあるため、経済動向に敏感な人にもおすすめです。

日本人にとってはあまり馴染みのない通貨ペアかもしれませんが、ユーロ/米ドルは世界中で最も取引されている通貨ペアです。

そのため、流動性が高くスプレッドも狭いため、他の通貨ペアと比べても比較的低コストで取引ができます。

なお、値動きが活発になるのは日本時間の16時ごろからと21時ごろからとなるため、仕事終わりの時間帯など、取引しやすい時間に売買できる点も特徴です。

ユーロ/円

ユーロ/円は比較的トレンドがでやすく、変則的な動きが少ない点が特徴の通貨ペアです。

取引金額も多く、スプレッドが狭いですが、ボラティリティはやや低めになります。

ユーロ/円は円との組み合わせで3番目に取引量が多い通貨ペアで、円と組み合わせて取引したい人にもおすすめです。

また、ユーロ/円はドル/円に比べても規則的な動きが多いため初心者でも予測しやすい点もメリットと言えるでしょう。

ポンド/円

ポンド/円は円との組み合わせで2番目に多い通貨ペアです。

ポンドはイギリスなどで使用される通貨で、ボラティリティが高い点が特徴です。

価格の変動が大きいため少ない資金でもハイリターンが得られます。

また、変動率が高いということもあり、デイトレードをする人にも向いている通貨ペアです。

ですが、逆に予測と反対の動きをした時は大きな損失が出てしまう可能性もあるため、注意してください。

FX初心者が一番初めに取引する通貨ペアとしてはあまりおすすめできませんが、FXに少し慣れてきたらポンド/円の取引をしてみることをおすすめします。

豪ドル/円

豪ドル/円はオーストラリアと日本の通貨を組み合わせた通貨同士の通貨ペアです。

豪ドルは高金利通貨としても人気の通貨で、米ドル/円よりも少ない証拠金で取引ができる点も人気の理由の一つです。

豪ドルは中国経済との結びつきが強く、中国関連の経済指標が発表された時には大きく変動することが多い通貨になります。

オーストラリアは石炭や天然ガスなどの豊富な天然自然に恵まれている国で、輸入取引が活発に行われているため、値動きが安定している点も特徴です。

英ポンド/米ドル

英ポンド/米ドルはユーロや円と比べると流動性が低いため値動きが荒くなりがちですが、逆に日本時間の16時ころからはボラティリティが急速に高まり、突発的に大きく値上がりすることも多いため、短時間で大きな利益を得ることも可能です。

ですが、短時間で大きな利益を出せる反面、大きな損失が出てしまうことも多いため英ポンド/米ドルの取引をする時は損切りを徹底し、取引数量を少なめにするなどのリスク管理が重要です。

豪ドル/米ドル

豪ドル/米ドルは多くの投資家から人気の通貨ペアで、外国為替取引で1日の取引量は全体の5％を占めています。

豪ドル/米ドルは長期的なスパンでみると緩やかな流れになっていますが、短期や中期で見ると値動きが激しい通貨ペアです。

そのため、スキャルピングやデイトレードなどの手法で利益を狙う人には利益を出しやすい通貨ペアとも言えるでしょう。

また、豪ドルの時間軸は日本時間と重なっているため東京市場でも取引がしやすく、ニューヨーク市場では夜中でも売買が活発に行われています。

米ドル/カナダドル

米ドル/カナダドルも取引量が多く、人気の通貨ペアとなっています。

カナダは石油が主な輸出量で、カナダドルの価格は原油価格に影響されやすいという特徴があります。

また、両方とも北米の通貨であるため、特にニューヨーク市場の時間帯に活発に値動きがしやすく金利差もないため、マイナススワップを気にせずに取引できる点も米ドル/カナダドルもメリットです。

FXトレードができるマイナーな通貨ペア3選

続いて、FXトレードができるマイナー通貨ペアを紹介していきます。

トルコリラ/円

トルコリラ/円は政策金利が高い点が大きな特徴です。

2021年5月には19.00％とピークよりは低くなっているものの、他の通貨よりも圧倒的な高金利を維持しています。

そのため、スワップポイントで利益を狙う投資家も多く、スワップポイントで利益を出したい人にはおすすめの通貨ペアです。

また、トルコリラは価格も低く少ない資金でも取引できることから、初心者におすすめできます。

ただし、トルコリラ/円の取引をする時は政治情勢や経済データなどに注意しながら、リスク管理をして取引することが重要です。

南アフリカランド/円

南アフリカランドは政策金利が高い通貨です。

国内でも多くの投資家に取引されている通貨で、新型コロナウイルスの影響もあり金利の利下げがされましたが、南アフリカランド/円を保有して得られるスワップポイントは他の通貨ペアと比べても高くなっています。

また、南アフリカランドの相場は金価格との相関性が見られ、金相場が大きく上昇すると南アフリカランドの価格も上昇する傾向にあります。

ただし、南アフリカランドは米国金融緩和政策が縮小されると、南アフリカランドも圧迫してしまうこともあるため、商品相場や経済指標は常にチェックしておきましょう。

メキシコペソ/円

メキシコペソ/円は他の新興国通貨よりも安定性がある通貨です。

そのため、長期投資であるスワップポイント投資で利益を出しやすい点が特徴の通貨ペアです。

メキシコペソは他の通貨ペアと比べても流動性が少なく、投資家にとっては取引しづらい通貨でもありましたが、長期保有のスワップポイントであれば十分利益を出すことができます。

また、メキシコペソ/円は他の通貨ペアと比べても価格が安いため、数千円程度の少額から取引できる点も特徴です。

FX取引手法別おすすめ通貨ペア

FX取引手法は大きく分けてスキャルピングやデイトレード、スイングトレード、ポジショントレードの4つのスタイルがあります。

取引スタイルごとのおすすめ通貨ペアは次のようになります。

あくまでも参考程度にはなりますが、FX初心者の人は参考にしてください。

FX初心者はメジャーな通貨ペアがおすすめ！

FX初心者の人はマイナーな通貨よりもメジャーな通貨の方がおすすめです。

ここでは、メジャーな通貨をおすすめする理由について紹介していきます。

流動性が高い

メジャーな通貨は米ドル/円、ユーロ/米ドル、ユーロ/円、ポンド/円などが挙げられますが、他の通貨ペアと比べても流動性が高いです。

FX取引において、流動性が高いということは市場に参加している人数が多いということになるため、価格が安定しており分析がしやすい傾向にあります。

特に米ドル/円、ユーロ/米ドルなどは市場の約4割を占める多くの資金が動いており、流動性が非常に高い通貨ペアと言えます。

FX初心者の人はまずは安定している相場で取引するほうが安定しているため、メジャーな通貨はFX初心者におすすめです。

安定した取引ができる

前述した通り、メジャーな通貨は取引量が豊富で安定しているため、価格の乖離が生じず安定した取引ができます。

ウクライナ侵攻は新型コロナウイルスなどの世界的な事件や経済指標が生じたとしても、それほど急激に値下がりすることはないため、常に安定した取引が可能です。

特に米ドル/円は日本の経済や制作金利なども影響しやすく、分析や情報収集がしやすい点もFX初心者におすすめする理由の一つとして挙げられます。

初心者の人はとりあえず米ドル/円の取引で稼げるようになることを目指すと良いでしょう。

短期取引に向いている

メジャーな通貨は取引量が多いためレンジ相場で取引することも多く、トレンドが出る前は意識されていラインを何度も反発するため、それを狙って短期取引で利益が得やすいです。

メジャーな通貨は短期取引向けの通貨で、マイナーな通貨は長期投資向けの取引と言えます。

FXおすすめの通貨がトレードできるFX口座7選

ここからは、おすすめ通貨がトレードできるFX口座を7つ紹介していきます。

松井証券のFX

出典：松井証券のFX

松井証券のFXは100円から取引ができ、業界最狭水準のスプレッド、取引手数料が無料のFX口座です。

1万通貨単位のところも多いですが、それだと最低でも4万円程度必要になるため初心者にはハードルが高いでしょう。

1通貨単位であれば数円程度から始められるため、リスクが少ないです。

また、松井証券のFXは2021年にリニューアルしてからスプレッドが引き下げられて、現在は比較的低く設定されています。

また、取引ツールではスピード注文やチャート表示、為替ボード、ニュースなどを使えるため、どうやって取引をするか分析にも使えるというメリットもあります。

DMM FX

出典：DMM FX

DMM FXはお試し用のデモ取引があり、初心者でも安心して本番のトレードをすることができます。

また、口座開設特典のキャッシュバック定期的に実施しておりお得にFX取引が始められる点も魅力です。

公式サイトではリアルタイムレートや為替ニュースをリアルタイムで更新しているため、相場分析に役立つ情報がたくさんあります。

FX初心者の人は取引における証拠金やポジション、ロスカットラインなどさまざまな用語に戸惑ってしまう人も多いと思いますが、事前に証拠金シミュレーションをすることができる点も魅力です。

DMM FXが提供する取引ツールの一つ「DMMFX PLUS」では豊富な機能とシンプルな操作性でレイアウト変更も自由自在なため、オリジナルの仕様に変更することも可能です。

SBIFXトレード

出典：SBIFXトレード

SBIFXトレードは業界最狭水準のスプレッドでコストを抑えて取引ができる点が特徴です。

また、業界トップクラスの取扱い数である34種類の通貨ペアの取引ができ、取引の選択肢が広い点も特徴です。

先ほど紹介したメジャーな通貨とマイナーな通貨は全て取引できます。

さらに、SBIFXトレードは1通貨から1,000万通貨まで取引ができ、数百円程度の資金があれば気軽にFXトレードを体験することもできます。

オプションFXでは最大損失額を限定し、権利行使日を迎えるまでに途中売却で利益を得ることも可能です。

外為どっとコム

出典：外為どっとコム

外為どっとコムはFX初心者にもわかりやすFX情報が満載で、少額投資も可能なため初心者の人でも安心して取引できます。

投資経験がある人には充実した会員向けのキャンペーンが充実しており、取引機会を逃さないマーケット情報を公開しているため、分析に役立つ情報が豊富です。

また、スマホアプリでは指定レートに達した際やボラティリティが大きい時など、あらかじめ設定した数値に応じて通知が届くため、初心者でもトレードのタイミングを逃すことなく最適なトレードができます。

FX積立では1通貨単位（通貨によっては100円程度）から手軽に始めることができるため、気軽にFXを始めたい人にもおすすめです。

GMOクリック証券

出典：GMOクリック証券

GMOクリック証券は南アフリカランド/円やメキシコペソ/円などの高金利スワップでお得に取引できます。

スワップポイントは日々変動し、常に一定の金額の受け渡しがあるわけではありませんが他のFX口座に比べてもスワップポイントがお得にもらえる点が魅力です。

また、GMOクリック証券が提供している取引ツールは高性能で使いやすい取引ツールを多数提供しており、PC版とスマホ版を使い分けて取引することも可能です。

デモ取引ではPC版だけでなくスマホ版もあるため、両方試してみてから口座開設することもできます。

LINE FX

出典：LINE FX

LINE FXはラインアプリで経済指標や急変動をお知らせしてくれるため、取引のタイミングを逃す可能性が低いです。

公式アカウントから情報を受け取り次第、すぐにFX専用アプリへアクセスできるため、非常に便利です。

口座開設はアカウント連携で簡単に行うことができ、最短1分での口座開設手続きが完了します。

スマホだけでなくPC版の取引ツールも用意しており、本格的で高機能なツールを用いて取引することも可能です。

最低取引単位は1,000通貨となっていますが、南アフリカランド/円やトルコリラ/円は約400円程度、米ドル/円でも約5,000円程度で取引できます。

みんなのFX

出典：みんなのFX

みんなのFXは1,000通貨から取引ができ、口座開設するとFX、システムトレード、バイナリーオプションを取引できます。

強固なセキュリティ体制と専用コールセンターも充実しており、初心者がFXを始めやすい環境が整っています。

また、みんなのFXはスワップポイントで得られる利益が高い点も特徴で、南アフリカランド/円では76円～90円のスワップポイントが受け取れます。

口座開設をする前にデモ口座で仮想資金100万円を使って実際の取引画面と実際の配信レートで練習したうえで本番に挑むことも可能です。

FX おすすめ通貨に関するQ＆A

最後に、FX おすすめ通貨に関するよくある質問にまとめて回答していきます。

次のような質問に回答していきますので、参考にしてください。

FX通貨ペアの難易度は？

FX通貨ペアの中で難易度が低い通貨ペアは米ドル/円、ユーロ/米ドル、ユーロ/円の3つの通貨ペアです。

FXでボラティリティが高い通貨ペアが知りたい！

FXでボラティリティが高い通貨ペアはポンド/豪ドル、ユーロ/豪ドル、ポンド/円の3つの通貨ペアです。

FXで勝ちやすい通貨ペアは？

明確にFXで勝ちやすい通貨ペアを上げることはできませんが、日本で最も取引高が高いのは米ドル/円です。

米ドル/円は取引量が多く、市場が安定しているためFX初心者におすすめの通貨ペアです。

FXで取引する通貨ペアは絞るべき？

FXで取引できる通貨ペアはたくさんありますが、初心者は通貨ペアを絞って取引をするべきです。

1つの通貨ペアで勝てそうな手法を見つけることができれば、その手法を使ってユーロやポンドなどの多くのメジャー通貨ペアでも活用できます。

FX おすすめ通貨のまとめ

今回はFX初心者におすすめ通貨ペアや通貨ペアを選び方などについて詳しく紹介してきました。

FX初心者におすすめの通貨ペアは米ドル/円、ユーロ/米ドル、ユーロ/円の3つの通貨ペアです。

これらの通貨ペアは取引量が多く、流動性も高いため安定した取引ができます。

また、米ドル/円、ユーロ/米ドル、ユーロ/円は他の通貨ペアと比べてもネットやSNS上で情報がたくさん流れているため、分析するための情報収集がしやすい点も魅力です。

FX取引で利益を出したい人は、本記事を参考に自分に合う通貨ペアや口座を選んで、取引をスタートしてみてはいかがでしょうか。