このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
過去にカードローンや消費者金融を利用したことがある人は、過払い金がもらえる可能性があります。
過払い金の手続きを取り扱っている法律事務所は非常に多いため、自分にとって最適な法律事務所を探すのは容易ではありません。
こちらの記事では、過払い金の相談をするときの窓口やおすすめの法律事務所などを解説していきます。
過払い金に関する悩みを抱えている方に役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください!
- 自治体の法律相談窓口や法テラス、弁護士・司法書士事務所がある
- 司法書士や弁護士に相談するのがおすすめ
- 信頼できる事務所で相談することが重要
過払い金の相談はどこがいい?
過払い金請求とは、法定金利以上の金利を支払ったときに、債務者が払い過ぎた利息を回収できる手続きです。
というときは、頼れる専門家がいる場所で相談しましょう。
過払い金について相談できる窓口として挙げられるのは、下記のとおりです。
- 自治体の法律相談窓口
- 法テラス
- 弁護士・司法書士事務所
それぞれ特徴が異なるため、自分に合った相談先を選ぶことが大切です。
自治体の法律相談窓口
自治体は、市役所や自治体の施設などで無料の法律相談を開催していることが多いです。
自治体から依頼された弁護士や司法書士が、
- 過払い金の発生条件
- 返還請求の方法
- 手続きの流れ
- 多重債務問題の解決手段
など、お金周りの悩みの相談に乗ってくれます。
無料で相談できるメリットがありますが、相談日が限定されている点や相談できる時間が30~60分程度に限られる点に注意しましょう。
また、あくまでも無料なのは相談だけで、正式に依頼するときは別途で費用が必要になります。
法テラス
法テラスとは、法的トラブルを解決するために国が設置した窓口です。
過払い金を含む借金問題などの相談をすると、提携している弁護士や司法書士を紹介してくれます。
相談費用は無料で、経済的に苦しい人には弁護士や司法書士に依頼するための費用を立替えてくれる制度などもあります。
法テラス公式サイト:https://www.houterasu.or.jp/
法テラスサポートダイヤル:0570-07374
弁護士・司法書士事務所
過払い金の相談先として最もおすすめなのが、司法書士や弁護士事務所です。
弁護士や司法書士に相談するメリットは下記のとおりです。
- 過払い金について専門的な意識を有している
- 相談から返還請求までサポートしてくれる
- 事務所のホームページなどから得意分野や口コミを見られる
- 煩雑な手続きをすべて任せられる
- プライバシーに配慮してくれるため、家族や周囲に借金や過払い金返還請求をしたことがバレにくい
過払い金返還請求を司法書士や弁護士に依頼すると、煩雑な手続きをすべて代行してくれます。
司法書士や弁護士は過払い金請求に関する専門家なので、非常に頼りになるでしょう。
という方は、司法書士や弁護士に依頼するのがおすすめです。
過払い金請求を依頼するときの司法書士・弁護士事務所の選び方
過払い金請求をするときは、信頼できる司法書士・弁護士事務所を選ぶ必要があります。
以下で、失敗しない司法書士・弁護士事務所の選び方を解説していくので、参考にしてみてください。
- 成果報酬で比較する
- 評判が良い
- 過払い金請求に特化した事務所を選ぶ
- 過払い金請求の実績が豊富にある
- デメリットやリスクの説明がある
成果報酬で比較する
各事務所で、成果報酬が異なります。
成果報酬は実質的な手数料となるため、しっかりと比較することが大切です。
なお、成果報酬には
- 解決報酬:回収金額にかかわらず貸金業社1社あたりで料金が発生する費用
- 過払い金報酬:回収金額に応じて発生する費用。和解時は20%、裁判時は25%が上限
- 減額報酬:返済中に過払い金請求したとき、借金の減額分に応じて発生する費用
の3種類があります。
余計なコストを負担しないためにも、しっかりと確認しておきましょう。
評判が良い
口コミで評判を調べることができるため、評判が良い事務所を選ぶと良いでしょう。
実際に利用した人からの評判なので、口コミなどはチェックする価値があります。
感情的なコメントは無視して構いませんが、利用者からボジティブな意見がある事務所は信頼できるでしょう。
事務所の選び方を間違えてしまうと、後々トラブルになる可能性もあるため、口コミや評判もチェックしてみてください。
悪徳な事務所に依頼してしまうと、
- 料金説明が不明確で高額な費用を請求される
- 少ない額で和解させられる
- 連絡が遅い
- 取り戻せた額が予想より少ない
という状況に陥るおそれがあります。
過払い金請求に特化した事務所を選ぶ
過払い金請求に特化した事務所を選ぶと、実績豊富な司法書士・弁護士が対応してくれるので安心です。
最後まで責任もって対応してくれる事務所を選べば、安心して依頼できるでしょう。
また、過払い金請求に特化した事務所は費用が明確で過払い金請求のリスクやデメリットまで、丁寧に説明してくれます。
特に、初めて過払い金請求をする方は過払い金請求に特化した事務所を選ぶのがおすすめです。
過払い金請求の実績が豊富にある
過払い金請求の実績が豊富な事務所は、「貸金業者との交渉」の場数を踏んでいます。
過払い金請求のノウハウを知り尽くしていることから、取り戻せる過払い金の額も期待通りになる可能性が高いです。
逆に、実績がない事務所の場合は貸金業者の言う金額で簡単に和解してしまい、取り戻せる過払い金が少なくなってしまう恐れがあります。
事務所のホームページを見れば、過払い金請求の実績は確認できるため、事前にチェックしておきましょう。
デメリットやリスクの説明がある
という方は多いです。
メリットだけではなく、デメリットやリスクもきちんと説明してくれる事務所であれば、信頼して依頼できるでしょう。
相談の段階で、過払い金請求に関して事前にデメリットやリスクの説明がある事務所を選びましょう。
避けるべき弁護士・司法書士事務所の特徴
悪徳弁護士や司法書士事務所に頼むと、期待通りの働きが期待できません。
以下で、避けるべき弁護士・司法書士事務所の特徴を紹介していきます。
- 高額な相談料を取る
- 無資格の者が実務を行う
高額な相談料を取る
相談料を取ることは悪いことではありません。
しかし、初回から数万円以上の相談料を請求する事務所は避けた方が無難です。
信頼できる事務所は、基本的に相談料無料で対応してくれます。
理由としては、
- 腕に自身があるため相談料をもらわなくても報酬を得られる
- 顧客が安心して相談できることを第一にしている
ためです。
編集部
無資格の者が実務を行う
事務所のスタッフが債務整理の専門家であるかは、必ず確認しましょう。
対応するのが明らかにただの事務員の場合、無資格で実務を行っている恐れがあります。
法律上、過払い金請求の相談に乗れるのは弁護士や司法書士の資格を持っている者に限られます。
もし無資格の者が実務を行っている場合、手続きの途中でトラブルに巻き込まれてしまう可能性があるので避けるべきです。
無資格者のアドバイスには一切法的根拠がない上に、実際に過払い金請求について手続きできる権限もありません。
過払い金相談でおすすめの法律事務所
続いて、過払い金相談をする際におすすめの法律事務所を紹介していきます。
信頼できる法律事務所をピックアップしたので、参考にしてみて下さい。
- ひばり法律事務所
- 東京ロータス法律事務所
- ライズ綜合法律事務所
- はたの法務事務所
- ベリーベスト法律事務所
- 弁護士法人・響
ひばり法律事務所
- 最善の解決策を提示してくれる
- 累計1万件の債務整理対応の実績あり
- 役立つコラム掲載している
ひばり法律事務所は、豊富な過払い金請求の相談実績を誇っており「ご相談者様の立場に立って、親身になって業務をする」ことを理念に掲げています。
弁護士が依頼者の抱えている法的問題を迅速に解決に導いてくれるため、非常に頼りになります。
これまでに数多くの借金問題を解決しているため、
と考えている方におすすめです。
さらに、ひばり法律事務所は金額の大小に関わらず弁護士に債務整理の相談ができる点も大きな魅力です。
相談料 | 無料 |
---|---|
着手金 | 無料 |
成功報酬 | 回収金の20%(税込22%)(但し、訴訟上の返還請求の場合は25%(税込27.5%))+実費 |
経費 | 5,500円/1社あたり |
東京ロータス法律事務所
- 豊富な受任件数あり
- 相談は何度でも無料
- 土日祝日も対応
東京ロータス法律事務所は、債務整理や過払い金請求の事案を数多く手がけている強みがあります。
経験と実績に基づいて、 各相談者の事情に応じて最適な解決方法を提案してくれるため安心です。
過払い金に関しての相談は何度でも無料となっており、お金に悩んでいる方を丁寧にサポートしてくれます。
土日祝日も対応しているため、忙しい方でも相談しやすいでしょう。
相談料 | 無料 |
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着手金 | 無料 |
成功報酬 | 回収額の22%(税込) |
その他 | 訴訟の場合は回収額の27.5%(税込)、訴訟費用、出廷日当 |
ライズ綜合法律事務所
- 過払い金請求に強い
- 何度でも無料相談が可能
- 返済管理を代行してもらえる
ライズ綜合法律事務所は、依頼者にとってベストな解決方法を提案してくれる法律事務所で、債務整理や過払い金請求に強みがあります。
何度でも相談無料で、無料出張相談会も実施しているため費用面の負担を軽減してくれます。
債務整理や過払い金請求の手続き経験が豊富な弁護士が在籍しているため、安心して仕事を任せることができます。
相談料 | 無料 |
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着手金 | 無料 |
成功報酬 | 過払い返還報酬(任意の場合): 22% 過払い返還報酬(訴訟の場合) :27.5% |
経費 | 通信費として1社につき2,200円 和解成立時に、解決報酬として1社につき22,000円 |
はたの法務事務所
- 着手金が0円
- 分割払いに対応しており相談しやすい
- とにかくコストをかけずに債務整理がしたい人に向いている
はたの法務事務所は、司法書士歴27年、相談実績20万件意向を誇る事務所です。相談料や着手金が0円なのでコストを抑えて債務整理手続きができます。
土日祝日も電話相談が可能で、WEBなら24時間受け付けています。
全国どこでも出張相談ができるほか、過払い金調査費用も無料・初期費用となる着手金も無料です。
満足度は95.2%と非常に高く、担当者が丁寧に担当してくれるため、初めて過払い金請求をする方でも安心して依頼できます。
相談料 | 無料 |
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着手金 | 無料 |
成功報酬 | 取り戻した過払い金額の22%。 10万円以下の場合は14%(別途計算費用11,000円) |
ベリーベスト法律事務所
- 24時間・365日いつでも相談可能
- 過払い金請求の実績が豊富で非常に頼りになる
- 全国70カ所に拠点あり
ベリーベスト法律事務所は、24時間365日相談に対応しています。
幅広い法務手続きを受けており、過払い金請求の実績も豊富です。
全国70ヶ所に拠点を設けていることから、住んでいる場所に関係なく相談しやすい点も大きな魅力です。
分割払いはもちろん、PayPay払いにも対応している強みがあります。
相談料 | 無料 |
---|---|
着手金 | 無料 |
成功報酬 | 過取り戻した過払い金の22%(裁判ありの場合27.5%)現在借金を返済中だった場合:減額できた金額の11% |
経費 | 解決報酬金(1社あたり) 22,000円
事務手数料(1案件につき) 44,000円 |
弁護士法人・響
- 豊富な解決実績を誇る信頼できる事務所
- 相談者に寄り添った解決を第一の目標としている
- 法律の専門家が多く在籍している
- 明瞭な費用を意識している
弁護士法人 響は、相談者に寄り添った解決を第一の目標として掲げており、納得できるまで相談できる魅力があります。
弁護士や司法書士以外にも多くの法律の専門家が在籍しており、必要に応じて各分野の専門家と協議しながら事務所全体で事案の解決に導いてくれます。
また、実際に依頼する前に費用をできる限り明確に説明してくれるため、
いくらかかるんだろう
という不安を抱えている方でも安心です。
相談料 | 無料 |
---|---|
着手金 | 無料 |
成功報酬 | 返還額の22%(訴訟の場合は27.5%)(税込) |
経費 | 解決報酬金(1社あたり) 22,000円 |
過払い金請求のリスクとは?
過払い金請求にはリスクがあるため、メリットだけでなくリスクも把握しておきましょう。
以下、詳しく解説していきます。
- ブラックリストに載る
- 請求した貸金業者を利用できなくなる
- クレジットカードの利用ができなくなる
- 住宅ローン・自動車ローンの審査に通りにくくなる
ブラックリストに載る
借金を完済した後であれば問題ありませんが、借金返済中に過払い請求をする場合はブラックリストに載るリスクがあります。
編集部
- 「現在の借金<過払い金」の場合:ブラックリストに載らない
- 「現在の借金>過払い金」の場合:ブラックリストに載るリスクあり
ということです。
なお、過払い金の額は司法書士・弁護士に依頼することで調べてもらえるため、
という方は事前に確認することが重要です。
とはいえ、借金の返済に苦慮している方は、ブラックリストに載るデメリットよりも、過払い金請求をするメリットの方が大きいケースもあるでしょう。
その後の生活や心理的な状況を鑑みて、ベストな方法を模索してみてください。
請求した貸金業者を利用できなくなる
貸金業者に過払い金請求をした場合は、基本的にその貸金業者の借り入れはできなくなります。
「社内ブラック」と呼ばれておりで、貸金業者から見ると過払い金請求をした人は
- 返済能力が乏しい人
- 計画的にお金を借りられない人
と評価するため、審査に通らなくなります。
貸金業者によって対応は異なるため絶対的なルールではありませんが、一つのリスクとして知っておきましょう。
クレジットカードの利用ができなくなる
クレジットカードのローンやリボ払いの利息などの過払い金を請求した場合、当該クレジットカードは利用できなくなります。
各クレジットカード会社で取り扱いが異なるため絶対ではありませんが、基本的に「強制解約」となるケースが多いです。
クレジットカードの強制解約は信用情報に載るため、その後に他社のクレジットカードを新規で作る際に審査に通りづらくなる可能性がある点も要注意です。
また、過払い金請求しようとするクレジットカードで
- 水道光熱費などの公共料金
- 通信費
- サブスク料金
- 家賃
などの引き落としに設定している場合、引き落としができなくなるため気を付けましょう。
住宅ローン・自動車ローンの審査に通りにくくなる
住宅ローン・自動車ローンを契約して返済中の場合は、特段気にする必要はありません。
しかし、過払い金請求した後に住宅ローン・自動車ローンを組む場合、ブラックリストに載ることで審査に悪影響が出ます。
ブラックリストに載らないためには、事前に過払い金の金額を試算してもらう必要があります。
編集部
自分で計算するのは非常に大変なので、司法書士や弁護士に依頼しましょう!
過払い金請求をしないリスク
という方も多いのではないでしょうか。
しかし、過払い金請求をしないことで被るリスクもあります。
- 時効が成立すると過払い金が取り戻せない
- 貸金業者が倒産していると過払い金請求ができない
時効が成立すると過払い金が取り戻せない
「借金を完済した日の翌日」から起算して10年が経過すると、時効の関係から過払い金請求ができなくなります。
現在返済中の場合、時効を気にすることなくいつでも過払い金請求が可能です。
しかし、既に完済している方は時効に注意を払う必要があると言えるでしょう。
自分で時効が成立しているか調べるのは容易ではないため、
と思ったら、専門家である司法書士や弁護士に頼ることをおすすめします。
無料で相談できる事務所も多いため、記憶が曖昧な場合は、一度過払い金があるか相談してみてください。
貸金業者が倒産していると過払い金請求ができない
もし過払い金に該当する貸し付けを受けていた場合でも、その時に借りていた貸金業者が倒産してしまうと、過払い金は取り戻せません。
その結果、過払い金が大幅に少なくなったり、過払い金がまったく取り戻せなくなってしまいます。
特に、中小の貸金業者を利用していた場合、既に倒産してしまっているリスクがあります。
そのため、過払い金がもらえる可能性がある方は、できるだけ早く司法書士や弁護士に相談してみると良いでしょう。
自分で過払い金請求をするのはおすすめしない
過払い金請求は、自分で手続きを行うこともできます。
しかし、自分で過払い金請求をするのはリスクが大きいため、おすすめしません。
- 借り入れが家族や会社にバレる
- 計算を間違える
- 貸金業者との交渉がうまくいかない
借り入れが家族や会社にバレる
自分で過払い金請求をする場合、貸金業者と直接交渉するため、借り入れが家族や会社にバレる可能性があります。
郵便物の差出人や電話のやり取りを通じて、貸金業者を利用していた事実がバレてしまうためです。
しかし、司法書士や弁護士などの専門家に依頼すれば手続きを代行してくれます。
と考えている方は、自分で過払い金請求の手続きをするのは避けましょう。
計算を間違える
自分で過払い金の計算をすることも可能ですが、借り入れ期間が長期化していると計算が複雑になります。
計算を間違えると正式な手続きができないため、
と感じてしまうでしょう。
複雑な過払い金の計算を行う際には、専門家である司法書士・弁護士に相談するのがおすすめです。
余計なリスクと手間を抱えずに済むため、自力だけで何とかしようとするのは悪手と言えるでしょう。
貸金業者との交渉がうまくいかない
貸金業者の担当者は、過払い金の交渉ごとに慣れています。
司法書士や弁護士ではなく、過払い金に関して素人の個人だと貸金業者との交渉がうまくいかない可能性があります。
交渉で不利な立場に置かれてしまうと、望むような結果が得られなくなってしまうでしょう。
編集部
過払い金請求に関するよくある質問
最後に、過払い金請求に関するよくある質問を紹介していきます。
多くの人が疑問に思っている内容なので、参考にしてみてください。
- 過払い金とは何ですか?
- 過払い金請求すると、ローンが組めなくなる?
- 過払い金が返還されるまでにどれくらいの時間がかかりますか?
- 過払い金は早く請求したほうがいい?
- なぜ過払い金が発生するの?
- 過払い金請求で悪徳事務所に引っかからないためには?
- おすすめの法律事務所はありますか?
過払い金とは何ですか?
過払い金とは、違法な利息を設定された影響により、支払い過ぎた利息を指します。
法定金利を超える金利で返済していた場合、過払い金請求ができます。
なお、既に返済が終わった借入金に関しても、手続きを踏めばお金を取り戻すことが可能です。
借金の完済後10年以内であれば請求できるため、気になることがあれば早めに司法書士や弁護士に相談してみてください。
過払い金請求すると、ローンが組めなくなる?
ブラックリストに載る可能性はありますが、ローンが組めなくなるというわけではありません。
すでに完済しているケースなど、過払い金請求をしても履歴が残らないようになっているため、過度に不安に思う必要はありません。
過払い金が返還されるまでにどれくらいの時間がかかりますか?
過払い金が実際に返還されるまでの期間は、金融業者や解決方法によって異なります。
あくまでも目安にはなりますが、
- 和解:約3~5ヵ月
- 訴訟:約6~8カ月
実際に返還されるまでには、上記の期間がかかります。
過払い金は早く請求したほうがいい?
早くした方が良いです。
時効の関係から、完済から10年で過払い金請求ができなくなってしまうためです。
また、以前にお金を借りた業者が民事再生等の申立てをしていると、過払い金の返還が困難になります。
という人は、少しでも早く司法書士や弁護士などに相談すると良いでしょう。
なぜ過払い金が発生するの?
以前は、お金を貸す際の法整備がされていなかったことが原因です。
以前は、貸金業者に適用される上限金利が
- 出資法の上限金利:29.20%
- 利息制限法の上限金利:15.00~20.00%
となっており、貸金業者としてどちらを適用すべきかという線引きが不明確でした。
20.0%〜29.20%の差分「グレーゾーン金利」とも呼ばれ、2006年の最高裁判所の判決において「グレーゾーン金利は認められない」ことになりました。
これにより、これまで29.20%の金利で貸し付けを行っていた業者は、本来の率である15.00~20.00%で貸し付けを行っていた場合の返済額との差額を返さなければならないこととなりました。
過払い金請求で悪徳事務所に引っかからないためには?
- 丁寧に相談してもらえるか
- 戻ってきた過払い金の内訳を教えてもらえるかどうか
- 連絡を密に取ってくれるか
- 着手金、成功報酬などの費用
- リスクとデメリットなども含めて説明してくれる
などに注目してみてください。
おすすめの法律事務所はありますか?
- ひばり法律事務所
- 東京ロータス法律事務所
- ライズ綜合法律事務所
- はたの法務事務所
- ベリーベスト法律事務所
- 弁護士法人・響
上記の法律事務所は、相談無料で利用できます。
実績豊富で安心して仕事を任せられるため、ぜひ相談してみてください。
過払金相談はどこがいいのか:まとめ
過払い金の相談先はいくつかありますが、基本的には司法書士や弁護士に相談するのがおすすめです。
法律事務所を選ぶ際には、
- 成果報酬で比較する
- 評判が良い事務所を選ぶ
- 過払い金請求の実績が豊富にある
- デメリットやリスクの説明がある
上記の点に着目すると良いでしょう。
自分で過払い金請求の手続きをするよりも、専門家である司法書士や弁護士に頼った方がうまく事が運ぶでしょう。
こちらの記事を参考にしながら、自分にとって最適な過払い金請求の手続きを進めてみてください。