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今回はこのような方に向けて、初心者におすすめのFX口座や比較ポイント、注意点、Q&Aなどについて解説します。
口座開設の流れやよくあるQ&Aについても紹介していますので、これからFXを始める予定の方は、ぜひご覧ください。
- 口座を選ぶ際はスプレッドや最低取引単位などを比較する
- 用途に合わせて2〜3口座開設するのがおすすめ
- 口座開設後は高レバレッジ取引などに注意する
- 必要書類など準備しておけば最短即日取引も可能
- オススメののFX会社は松井証券のFX
FXで初心者におすすめの口座10選
FXで初心者におすすめの口座10選は以下のとおりです。
- 1.松井証券のFX
- 2.ヒロセ通商(LION FX)
- 3.SBI FXトレード
- 4.GMOクリック証券(FXネオ)
- 5.DMM FX
- 6.みんなのFX
- 7.LINE FX
- 8.外為オンライン
- 9.外為どっとコム
- 10.auカブコムFX
それぞれの特徴を紹介していますので、口座選びの参考にしてみてください。
1.松井証券のFX
- 1通貨から取引可能
- 高機能の取引ツール
- 低コストで取引できる
松井証券のFXは、1通貨から取引が可能です。
そのため、数百円の資金でFXを始めることもできます。コールセンターは7時〜24時まで受付しているので、困ったことが起きても安心です。
高機能の「FXトレーダー・プラス」や使い勝手のよい「松井証券 FXアプリ」などを使って取引できます。
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:0.6銭 ※2023年11月29日時点 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買9円、売−49円 ユーロ/円:買−30円、売0円 ポンド/円:買30円、売−60円 ※2022年4月1日時点 |
最低取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア | 20通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
2.ヒロセ通商(LION FX)
※ヒロセ通商公式サイトより
- 通貨ペアが51種類
- 約定力が高い
- 1,000通貨から取引可能
ヒロセ通商(LION FX)は、51種類もの通貨ペアを取り扱います。メジャー通貨はもちろんのこと、ノルクロやスエクロ、ズロチ、フォリントなどのマイナー通貨で取引することが可能です。
約定力に定評があるため、短期トレードを考えている方も安心です。キャンペーンでは、キャッシュバックや高級黒毛和牛、ピザ、プロ野球観戦チケットなどがもらえます。
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 ポンド/円:1.0銭 ※2022年4月時点 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買2円、売−83円 ユーロ/円:買−60円、売0円 ポンド/円:買1円、売−90円 ※2022年4月1日時点 |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 51通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
※ヒロセ通商(LION FX)公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
3.SBI FXトレード
- 1通貨から取引可能
- スプレッドが狭い
- 積立FXができる
定期的に外貨を自動購入できる積立FXもできます。できるだけ少ない資金でFXを始めたい方におすすめの口座です。
スプレッド | 米ドル/円:0.19銭 ユーロ/円:0.4銭 ポンド/円:0.9銭 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買15円、売−19円 ユーロ/円:買−9円、売4円 ポンド/円:買30円、売−35円 ※2022年4月1日時点 |
最低取引単位 | 1通貨 |
通貨ペア | 34通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
※スプレッドは2022年2月分実績値
※SBI FXトレード公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
4.GMOクリック証券(FXネオ)
- 低コストで取引できる
- 取引ツールが充実している
- 東証一部上場企業グループが運営
GMOクリック証券(FXネオ)は、東証一部(東証プライム)上場企業のGMOインターネットグループが運営しています。スプレッドが狭くスワップポイントの水準が高いのが特徴です。
高性能なパソコンツール「プラチナチャート」や、外出先でも本格的な取引ができるアプリ「GMOクリックFX」など取引ツールが充実しています。
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 ※2022年4月時点 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買28円、売−31円 ユーロ/円:買−4円、売1円 ポンド/円:買37円、売−40円 ※2022年4月1日時点 |
最低取引単位 | 1万通貨 |
通貨ペア | 20通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
※GMOクリック証券(FXネオ)公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
5.DMM FX
※DMM FX公式サイトより
- 独自のポイントプログラム
- 低コストで取引可能
- 使い勝手のよい取引ツール
LINEで手軽に問い合わせができるため、初心者の方も安心です。「スマホアプリ DMM FX」は高機能でありながら直感的な操作ができます。
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 ※2022年4月時点 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買21円、売−24円 ユーロ/円:買−7円、売4円 ポンド/円:買49円、売−52円 ※2022年4月1日時点 |
最低取引単位 | 1万通貨 |
通貨ペア | 21通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
※DMM FX公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
6.みんなのFX
※みんなのFX公式サイトより
- 1,000通貨から取引可能
- 約定力が高い
- 低コストで取引できる
約定力に定評があり、スリッページのリスクが低いため短期売買を考えている方も安心です。
最大5万円のキャッシュバックがある口座開設キャンペーンも実施しています(2022年6月30日まで)。
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 ポンド/円:0.8銭 ※2022年4月時点 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買15円、売−18円 ユーロ/円:買−2円、売0円 ポンド/円:買40円、売−43円 ※2022年4月1日時点 |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 31通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
※みんなのFX公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
7.LINE FX
※LINE FX公式サイトより
- スプレッドが狭い
- 重要なニュースをLINEで通知
- 1,000通貨から取引可能
経済指標や相場の急変動をLINEで通知するため、タイミングを逃さず対応できます。24時間受付のLINEのAIチャットがあるため、不明点があれば気軽に問い合わせできます。
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.3銭 ポンド/円:0.5銭 ※2022年4月時点 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買28円、売−31円 ユーロ/円:買−10円、売4円 ポンド/円:買37円、売−40円 ※2022年4月1日時点 |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 23通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
※LINE FX公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
8.外為オンライン
※外為オンライン公式サイトより
- 自動売買注文「iサイクル2取引」
- 情報コンテンツが豊富
- 1,000通貨から取引可能
マーケットニュースやアナリストレポート、ブログ、セミナーなど豊富な情報コンテンツも揃っています。
スプレッド | 米ドル/円:1.0銭 ユーロ/円:2.0銭 ポンド/円:4.0銭 ※2022年4月時点 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買10円、売−50円 ユーロ/円:買−50円、売0円 ポンド/円:買15円、売−65円 ※2022年4月4日時点 |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 26通貨ペア |
口座開設期間 | 3〜5営業日程度 |
※外為オンライン公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
9.外為どっとコム
※外為どっとコム公式サイトより
- 低コストで取引できる
- 少額資金で始められる
- 情報量が豊富
レポートや動画、マーケットニュース、速報メール、セミナー、独自コンテンツ「マネ育ch」などから多くの情報や知識、ノウハウを得ることができます。
初心者でも使いやすいパソコンツール「外貨ネクストネオ リッチアプリ版」など、取引ツールも充実しています。
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 ※2022年4月時点 |
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スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:買15円、売−40円 ユーロ/円:買−23円、売3円 ポンド/円:買30円、売−50円 ※2022年4月1日時点 |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 30通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
※外為どっとコム公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
10.auカブコムFX
- スプレッドが狭い
- 株や投信を担保にできる
- 使いやすい取引ツール
株式や投資信託を保有している場合は、それらを担保にしてFX取引をすることもできます。カスタマイズ性に優れた取引ツールが揃っています。
スプレッド | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.5銭 ポンド/円:1.0銭 ※2022年4月時点 |
---|---|
スワップポイント (1万通貨あたり) |
米ドル/円:- ユーロ/円:- ポンド/円:- ※公式サイト記載なし |
最低取引単位 | 1,000通貨 |
通貨ペア | 13通貨ペア |
口座開設期間 | 最短即日 |
※auカブコムFX公式サイトより
※実際とは異なる場合があります。
FXで口座を比較する際のおすすめポイント
FXで口座を比較する際は、スプレッドや最低取引単位、サポート体制、口座開設期間など、いくつかのポイントを確認しましょう。
これらのポイントを比較することで、自分に合った口座を選ぶことが可能です。
比較する際のおすすめポイントは、以下のとおりです。
- 1.スプレッド
- 2.スワップポイント
- 3.最低取引単位
- 4.キャンペーン
- 5.パソコンツール・スマホアプリ
- 6.通貨ペアの種類
- 7.サポート体制
- 8.情報量
- 9.口座開設期間
一つひとつ見ていきましょう。
1.スプレッド
- コストを安く抑えて取引ができる
FXで口座を比較する際は、スプレッドに注目しましょう。スプレッドとは、通貨ペアの買値(Ask)と売値(Bid)の価格差になり、取引の度にかかるコストです。
例えば、米ドル/円の買値が115.008円で売値が115.005円の場合、スプレッドは0.3銭です。
スプレッドは、同じ通貨ペアでもFX会社によって異なり、同じFX会社でも通貨ペアによって違います。
同じ通貨ペアで取引するのであれば、スプレッドが狭いFX会社を利用したほうが利益は多くなります。
FXで口座を比較するときは「希望の通貨ペアのスプレッドは狭いか」確認するようにしましょう。
2.スワップポイント
- 長期保有の際に利益を稼ぎやすくなる
スワップポイントもFXで口座を比較する際のポイントの1つです。スワップポイントとは、米ドル/円、ユーロ/米ドルなど通貨ペアの2ヵ国間の金利差調整分になります。
金利が低い通貨を売って金利が高い通貨を買うことで金利差がプラスとなり、ポジションを保有している間、スワップを受け取ることができます。
例えば、2022年3月時点の政策金利は米国が0.5%、日本が−0.1%です。そのため、日本円を売り米ドルを買う場合は、金利差0.6%のスワップが発生します。
スワップが発生すれば、コツコツと利益を積み上げていくことが可能です。
ただし、金利差がマイナスの場合は、ポジション保有期間中にスワップを支払う必要があるため注意してください。
同じ通貨ペアでもFX会社によってスワップの水準が異なりますので、よく比較するようにしましょう。
3.最低取引単位
- 少額資金で取引できるかわかる
FXで口座を比較する際のおすすめポイントが、最低取引単位です。FX会社によって最低取引単位が異なります。
ほとんどのFX会社は、1,000通貨または1万通貨です。最低取引単位が少ないほど、少額資金での取引が可能です。
例えば、1ドル=110円のとき米ドル/円の必要証拠金は、1,000通貨が4,400円、1万通貨が4万4,000円です。※保証金率4%の場合
1,000通貨は1万通貨の1/10の資金で取引ができます。
初心者の方には最低取引単位が1,000通貨以下のFX会社がおすすめです。SBI FXトレードなど、中には1通貨から取引できるFX会社もあります。
4.キャンペーン
- キャッシュバックなどお得なキャンペーンを活用できる
キャンペーンについても、FX口座を比較する際のおすすめポイントです。
FX会社によっては「口座開設をして◯◯通貨取引をしたら△△円キャッシュバック」などの口座開設キャンペーンが用意されています。
キャンペーン条件はハードルが高くないことが多いです。キャンペーンをうまく活用すれば、お得に取引を始めることが可能です。
FXで口座を開設するときは、キャンペーンの有無や内容を確認しましょう。
5.パソコンツール・スマホアプリ
- 機能性・操作性が優れたツールを選べる
パソコンツールやスマホアプリの機能や使い勝手も、口座を比較する際に確認しましょう。
ほとんどのFX会社は、独自のパソコンツールとスマホアプリを提供しています。パソコンツールやスマホアプリは、売買や情報収集、チャート分析、入出金などで頻繁に使用します。
そのため、「テクニカル指標は何が使えるか」「見やすいようにカスタマイズできるか」「アプリはサクサク動いて使いやすいか」など、機能性や操作性が十分か確認することは大切です。
機能性や操作性が十分でないと、ストレスを抱えるだけでなく、取引に影響が出る可能性があります。
パソコンツールやスマホアプリも比較することをおすすめします。
6.通貨ペアの種類
- 様々な通貨で取引できるFX口座を選べる
通貨ペアの種類もFXで口座を比較する際のおすすめポイントです。FX会社によって取り扱う通貨ペアの種類が異なります。
以下は、主なFX会社の通貨ペアの種類です。
FX会社 | 通貨ペア |
---|---|
外為どっとコム | 30通貨ペア |
SBI FXトレード | 34通貨ペア |
GMOクリック証券(FXネオ) | 20通貨ペア |
ヒロセ通商(LION FX) | 51通貨ペア |
※2022年4月時点
※外為どっとコム、SBI FXトレード、GMOクリック証券(FXネオ)、ヒロセ通商(LION FX)の各社公式サイトより
通貨ペアの種類が多ければ、様々な通貨で取引が可能です。例えば、ヒロセ通商(LION FX)では、ユーロ/ノルクロやスエクロ/円、米ドル/ズロチなどの通貨ペアも取り扱います。
口座開設をするときは「自分が取引したい通貨ペアがあるか」確認しましょう。
7.サポート体制
- 困ったことがあったときに助かる
FXで口座を比較する際は、サポート体制を確認しましょう。
例えば、DMM FXはメールや電話の他にLINEやチャットで問い合わせができます。24時間365日いつでも質問をすることが可能です。
外為どっとコムの電話サポートも、平日24時間受付しています。
初心者にとって、サポート体制の充実度は大切です。わからないことがあったときに、気軽に問い合わせができます。
8.情報量
- 多くの情報をもとに分析・判断できる口座がわかる
FX会社によって提供している情報量に差があります。投資に役立つ情報が多ければ、ファンダメンタルズ分析がしやすくなります。
また、知識やノウハウを得ることが可能です。
例えば、外為どっとコムは公式YouTubeやマネ育チャンネル、セミナー、アナリストレポートなど様々な情報コンテンツを提供しています。
FXの口座を比較するときは、情報量が多いか確認しましょう。
9.口座開設期間
- 即日口座開設できるかわかる
口座の申し込み〜開設までの最短期間はFX会社によって異なります。最短即日で取引を開始できる口座もあれば、開設までに2〜3日以上かかる場合もあります。
急いでいる場合は、最短即日で取引ができる口座がおすすめです。FXで口座を比較するときは、口座開設期間も確認しましょう。
FXで口座開設をする流れ
FXで口座開設をする流れを把握していれば、取引開始までスムーズに進めることが可能です。
申し込みは10分以内で完了できるFX会社が多いため、忙しい方でも安心です。
口座開設をする流れは、以下のとおりです。
- 1.FX会社の選定
- 2.口座開設の申し込み
- 3.必要書類の提出
- 4.審査
- 5.口座開設完了
それぞれの流れについて見ていきましょう。
1.FX会社の選定
まずは、口座開設をしたいFX会社を選びます。複数のFX会社で、キャンペーンや通貨ペアの種類、情報量などを比較しましょう。自分に合ったFX会社を選ぶことが大切です。
2.口座開設の申し込み
FX会社の選定後、口座開設の申し込みをします。FX会社のWebサイトにアクセスして「口座開設」ボタンを選択します。
名前や住所、連絡先、投資経験など必要事項を入力してください。入力内容をもとに審査が行われるため、入力後に間違いがないか確認しましょう。
申し込みは10分以内で完了できるFX会社が多いです。
3.必要書類の提出
必要事項を入力した後は、必要書類の提出です。運転免許証やマイナンバーカードなどの提出が必要になります。書類の提出方法には、アップロードやメール、FAX、郵送などがあります。
早く口座開設をして取引を始めたい場合は、アップロードによる提出がおすすめです。
必要書類の画像データをアップロードするだけなので手間もかかりません。必要書類の準備に時間がかかる場合もありますので、早めに揃えるようにしましょう。
4.審査
必要書類を提出すると審査へと進みます。審査結果の通知方法はメールが一般的です。
迷惑メール扱いにならないように、事前に設定しておきましょう。
審査結果がわかるまでの期間はFX会社によって異なります。
5.口座開設完了
審査に通ると、ログインIDとパスワードがメールまたは郵送で通知されます。
ログインIDとパスワードを用いてマイページにログインし、指定口座に入金すれば取引を始められます。
FXが初めての方は、少額資金でスタートすることをおすすめします。
FXで口座開設に必要なもの
FXで口座開設する際に必要なものは「本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」です。それぞれの書類には、次のようなものがあります。
- 本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証など)
- マイナンバー確認書類(個人番号カード、通知カード、マイナンバー付き住民票など)
FX会社によって必要書類が異なる場合がありますので、事前に確認してください。
これらの書類は、アップロードやメール、FAX、郵送などの方法で提出します。
必要書類を提出しないと審査が進みません。
なるべく早く口座開設をして取引を始めたい場合は、事前に必要書類を揃えておきましょう。
FXで口座開設前に知っておきたいおすすめポイント
FXで口座開設前に知っておきたいおすすめポイントは、以下のとおりです。
- 気になるFX口座があればデモトレードをする
- 2〜3社口座開設することも検討する
これらのポイントを知っておくことで、自分に合った口座選びがしやすくなります。
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
気になるFX口座があればデモトレードをする
- デモトレードは口座選びや練習に役立つ
気になるFX口座があれば、デモトレードをすることをおすすめします。
デモトレードは、バーチャルマネーを使ってFX取引ができるシステムです。
FX会社の取引ツールの使い勝手を確認でき、分析や売買の練習ができます。
「よいFX会社と思ったが利用してみたら自分には合わなかった」ということはよくあります。
デモトレードをして自分に合ったFX会社を選びましょう。
2〜3社口座開設することも検討する
- 用途に合わせて口座を使い分けできる
FX会社によって特徴が異なるため、1社だけでなく、2〜3社の口座を開設することをおすすめします。
「A社は多くの投資情報を確認するため」「B社はスワップポイントが高いので長期保有用」など、用途に合わせて使い分けができるからです。
口座開設費用もかかりませんので、1社ではなく複数の口座開設をおすすめします。
FXで口座開設後の注意点
口座開設後、取引を始める前に注意点を把握しておきましょう。
取引の注意点を把握しておけば、リスク対策がしやすくなります。
注意点を知らずに取引を始めてしまうと、短期間で大損する可能性が高くなるでしょう。
FXで口座開設後の注意点は、以下のとおりです。
- レバレッジは低く抑える
- 証拠金維持率は高い水準を保つ
- 値動きが激しい通貨での取引は控える
- 最初は少額資金で取引を始める
それぞれの内容について見ていきましょう。
レバレッジは低く抑える
- 大損するリスクが低くなる
レバレッジとは、証拠金の最大25倍の金額で取引できる仕組みです。
例えば、20万円の証拠金で500万円の取引をすることも可能です。
レバレッジの倍率が高いと取引金額が大きくなるため、わずかな値動きで多くの利益を得ることができます。
ただし、相場が予想と反対に動けば、多くの損失を抱えることになります。
ロスカットになる可能性も高いです。
高い倍率でのレバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンであり、初心者にはおすすめできません。
倍率は低く抑えるようにしましょう。
証拠金維持率は高い水準を保つ
- ロスカットリスクを抑えられる
証拠金維持率が、FX会社が定める水準を下回るとロスカットが執行されます。
ロスカットになると含み損がすべて確定するため、証拠金の大部分を失うことになります。
ロスカットを回避するためにも、証拠金維持率は高い水準を保つようにしましょう。
最低でも200〜300%以上を保つことをおすすめします。
取引する場合は、証拠金維持率の管理を忘れないようにしてください。
値動きが激しい通貨での取引は控える
- ハイリスク・ハイリターンとなるため
FXの経験が浅い方は、新興国通貨など値動きが激しい通貨での取引は控えたほうがよいでしょう。
値動きが激しい通貨は、短期間で多くの利益を稼げるチャンスはありますが、多額の損失が出るリスクもあります。
最初の頃は、米ドルやユーロ、円、豪ドルなどの先進国通貨がおすすめです。
新興国通貨と比べて値動きは小さい傾向にありますが、十分に稼ぐことはできます。
まずは、先進国通貨で経験を積んで取引のノウハウを得た後に、新興国通貨を検討してみるとよいでしょう。
最初は少額資金で取引を始める
- 予想が外れても損失を少なく抑えられる
最初は少額資金でスタートすることをおすすめします。
少額資金だと、損失を負ったとしてもダメージが少なくて済むからです。
最低取引単位が1,000通貨のFX会社であれば、1万円以下の資金で取引をすることが可能です。
まずは少額資金で取引を始め、慣れてきたら少しずつ取引金額を増やしていくとよいでしょう。
FX口座開設でよくあるQ&A
FXの口座開設をする前に、少しでも多くの疑問を解消しておくことが大切です。
口座開設前によくある疑問は、次のとおりです。
- 審査に落ちることはある?
- 学生でも口座開設はできる?
- デモトレードはやったほうがいい?
- FXの口座開設にお金はかかる?
- 初心者におすすめの通貨ペアは?
- 初心者におすすめの勉強方法は?本?セミナー?
- 口座開設はスマホでもできる?
- 即日口座開設は可能?
FX口座開設の審査に落ちることはある?
FXの口座開設で審査に落ちることはあります。
そのため、誰でも口座を開設できるわけではありません。
例えば、GMOクリック証券(FXネオ)では、次のような審査基準を設けています。
- 年齢が20歳以上80歳以下
- 金融資産が100万円以上
- 金融商品取引業者の従業員ではない
- 金融先物取引業務に従事する従業員ではない
※GMOクリック証券「店頭外国為替証拠金取引約款」より
上記のように、各FX会社が設ける基準をクリアできない場合は審査に落ちてしまいます。
ただし、ほとんどのFX会社はすべての審査基準を公開していません。
学生でも口座開設はできる?
学生でもFXの口座開設をすることは可能です。
ただし、20歳以上を対象とするFX会社では、18〜19歳の学生は口座開設ができません。
また、18歳以上を対象とする場合でも、高校生は対象外です。
FX会社によって対象年齢は異なりますが「学生だからFXはできない」と諦める必要はありません。
デモトレードはやったほうがいい?
多くのFX会社で、デモトレードができます。
デモトレードをすることで、そのFX会社のパソコンツールやスマホアプリの使い勝手、情報コンテンツなどを確かめることができます。
また、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析、売買の練習が可能です。
デモトレードは、リスクがなく本番と同じ環境で取引ができることから、FX口座選びや分析・売買の練習に役立ちます。
利用料などもかからないため、初心者の方はデモトレードをすることをおすすめします。
FXの口座開設にお金はかかる?
ほとんどのFX会社は、無料で口座開設ができます。
口座開設手数料や口座維持手数料などの費用はかかりません。
コストをかけずに複数の口座を開設できます。
初心者におすすめの通貨ペアは?
初心者におすすめの通貨ペアは米ドル/円です。
米ドル/円は、情報収集がしやすく比較的相場の動きが安定しています。
米ドルは世界の基軸通貨で、日本円は普段使っている通貨です。
為替相場に影響がある日本と米国の経済や政治の情報は、テレビや新聞、インターネットを通して簡単に知ることができます。
まずは、米ドル/円でFX取引を始め、経験を積んだらユーロ/米ドルや豪ドル/円など他の通貨ペアで取引をしてみるとよいでしょう。
「スワップが高いから」「短期間で多くの利益を狙えるから」などの理由で、最初からマイナー通貨で取引するのはおすすめできません。
リスクが高く、大損する恐れがあります。
初心者におすすめの勉強方法は?本?セミナー?
FXの主な勉強方法は、本、セミナー、Webサイトの3つです。
それぞれの勉強方法で特徴が異なるため、自分に合った方法を選択して知識を得ることが大切です。
本は1冊あたり1,000〜2,000円程度のコストはかかりますが、トレーダーやアナリストのノウハウを学ぶことができます。
2〜3冊読めば、基礎〜応用まで幅広い知識が身につきます。
セミナーは無料で参加できるものが多いです。
オンラインセミナーもあるので、会場が近くにない方も安心です。
アナリストなどの話を直接聞くことができます。
Webサイトは、パソコンやスマホで手軽に情報収集できるのが特徴です。
無料サイトであればコストもかかりません。
1つの方法に限定せず、それぞれの方法を組み合わせて勉強するようにしましょう。
口座開設はスマホでもできる?
口座開設はスマホからでもできます。
口座開設の手順は、パソコンの場合と同じです。
スマホで口座開設ができるため「自宅にパソコンがない」という方も安心です。
FX会社によっては、スマホのカメラ機能を使って簡単に本人確認ができます。
即日口座開設は可能?
即日で口座開設できるFX会社は多数あります。
例えば、DMM FXやみんなのFX、外為どっとコム、ヒロセ通商(LION FX)、SBI FXトレード、GMOクリック証券(FXネオ)は最短即日の口座開設が可能です。
そのため、「すぐに取引をしたい」「今日中に米ドル/円の売買を始めたい」といった方も安心です。
ただし、最短即日口座開設のFX会社でも、申し込みの時間や審査状況によっては、翌日以降の口座開設となるため注意してください。
FX初心者におすすめの口座まとめ
この記事では、初心者におすすめのFX口座や比較ポイント、注意点、Q&Aなどについて解説しました。
口座を開設するときは、最低取引単位やスワップ、通貨ペアの種類などを比較することで、自分に合った口座を選びやすくなります。
用途に合わせて使い分けができるため、2〜3社口座開設するのがおすすめです。口座開設後は、高レバレッジ取引は避けましょう。
少額資金で取引を始め、証拠金維持率を十分に保つようにしてください。
これからFXを始める方は、ここで紹介した内容を参考にして、まずは口座開設してみましょう。