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社会情勢の変化で物価が高騰しているのに、給料が上がらない、毎月の生活が苦しいという悩みを抱えた方も多いのではないでしょうか?
生活費が足りない場合は、生活全体を見直すことから始めましょう。
まずは、支出の見直しと収入をいかにして増やすかということです。
この記事では、生活費が足りないと感じている方に支出の原因や対策方法を解説します。
それでも足りない場合の、公的融資制度の利用の仕方についてもまとめましたので参考にしてください。
- 収入と支出のバランスを見直そう
- 生活費が足りないときに収入を増やす手段を知ろう
- 生活費が足りない時に急遽お金を増やす方法
- 公的融資制度も検討しよう
生活費が足りない?よくある原因生活費が足りなくなる原因
円安やコロナの影響もあり、現在は全世帯的で生活が苦しい人が増えています。
統計から見ると、全体の51.3%となっています。
他にも、児童のいる世帯では54.7%、高齢者世帯では48.3%、母子世帯では75.2%にも及んでいます。
※参考資料:厚労省『2022年度各種世帯の所得等』
このように『毎月生活費が足りない』『いつもぎりぎりの生活をしている』というケースは数多くあるものの、生活が苦しい場合、まずは原因を知る事が重要です。
原因の一つとして挙げられるのは、支出と収入のバランスが崩れている事です。
まずは、支出の面を見直すことが重要となりますので具体的に、原因や対策をみていきましょう。
家賃が収入の3分の1を超えている
生活費の大部分を占める家賃。
その割合は一般的に、収入の約3分の1に抑えることがよいとされています。
もしも、収入の3分の1を超えてしまうと、それ以外の支出が生活を圧迫し、生活費が足りず、毎月の生活が苦しいという状況に陥ってしまいます。
家賃負担率が上がるとその他食費や雑費に使えるお金が必然的に減ってしまうため、生活費が常に圧迫している状況を生み出してしまうのです。
そのため、もしも家賃が収入の3分の1以上を占めている場合は、家賃の安いところへ引越しすることも検討しましょう。
賃貸から公営住宅にしたり、もっと土地の安い地域に引越しするなど対策を講じてみる事が重要です。
外食が多い
収入はあるのに、毎月生活費が足りないという方は、外食費が多い傾向があります。
例えば、
5,000円×4回=20,000円
回数が増えれば、その分出費自ずと膨らんでいきます。
週末お出かけをした際はついつい外食に頼ってしまいがちですが、外食をできるだけ減らす事で出費は抑えられるでしょう。
日頃から生活費が足りないと思う方は、外食の回数を減らして家で食事をとるというように、出来ることから始めていくことが重要です。
水道光熱費が平均よりも高い
毎月の生活費の中で、欠かせない出費の一つが水道光熱費です。
家族が増えるごとに、水道光熱費の負担が増してしまうため固定費の削減も意識してみましょう。
家族の人数 | ひと月の平均水道光熱費 |
---|---|
2人 | 22,037円 |
3人 | 25,657円 |
4人 | 26,577円 |
5人 | 29,160円 |
出典:1世帯当たり1か月間の収入と支出(2022年 2人以上の世帯)|家計調査 家計収支編
例えば、電気やガスの会社を買えたり、契約プランを見直すことで料金が下げられる場合があります。
電気料金は、契約アンペア数によって基本料金が違うため使用している電力に対して契約アンペア数が大きすぎないかをチェックしてみましょう。
電気もガスも現在は消費者が自由に選べるようになり、各社競って様々なプランを打ち出しています。
インターネットと電気料金が1社でセットになっていたりと、契約を1社にまとめることで料金が安くなる場合がありますので、ぜひ検討してみましょう。
スマホ代が1万円を超えている
今やほとんどの人が所持しているスマホですが、家計を圧迫する要因の一つとして挙げられることが増えてきています。
その背景には、2020年に総務省から携帯料金値下げへの改革案が出されたことにあります。
このことから、大手キャリアに比べて格安スマホへ乗り換える人も増えてきました。
家族で各々にスマホを持つとかなり家計を圧迫する要因となりますので、格安スマホに乗り換えることで年間かなりの節約に繋がるケースもあります。
現在、スマホ代が1人あたり1万円を超えているという人は、家族で格安スマホに乗り換えも検討してみましょう。
ただし、大手キャリアに比べて自店舗を持っていない、問合せ先がメールしかないなどサポート体制が充実していないケースも多くあります。
また『時間帯によっては通信速度が不安定になる』などの報告がされている場合もありますので、変更しても問題ないか事前に調べてみることも必要です。
貯蓄用の口座がない
引き落とし口座と貯蓄用の口座が一緒になっていると、いくら貯蓄できているか見えづらいため、口座が一つしかない方は貯蓄用口座を用意しましょう。
給与が入った時点で先取り貯蓄をしておくと貯蓄がしやすいため、自動積立定期預金などを利用し、強制的に貯蓄ができる体制を整える事が重要です。
足りなくなった時にお金を引き出していれば、いつまでたっても貯蓄はできません。
将来に向けてきちんと備えるためには、仕組みづくりが重要となります。
ただし、無理な金額を設定すると生活を圧迫し、挫折してしまうこともありますので無理のない金額から始める事がお金を貯められる秘訣と言えます。
借金やローンの返済が多い
借金やローンの返済が多い場合には、まずは借金返済の優先順位を決めましょう。
返済計画を立てるにあたって、返済の優先順位が高いものは以下の2点です。
- 借入額が少ないもの
- 金利が高いもの
その他に、金利が高いものは元金をできる限り早く減らすことで利息の支払いを抑えられます。
総借入額に対して返済額があまりにも少ないと、利息ばかり支払って借金元金が減らないという構図が出来上がってしまいます。
そうすると、いつまでたっても借金は減らないため、できるだけ元金を多く支払えるように月々の返済額をある程度増やすことも重要です。
無理のしすぎは禁物ですが、副業や不用品をフリマにだすなど収入を増やす方法も検討してみましょう。
生活費が足りない時に急遽お金を増やす方法
支出を削っても、どうしても生活費が足りない場合もあるでしょう。
そうした場合に、急遽お金を増やす方法もいくつか知っておくことで生活にゆとりが生まれます。
生活の見直しを実施した後は、お金を増やす方法も実行してみましょう。
不用品を売る
まずは、家の中にある不用品をピックアップしてみましょう。
数年使っていないなど、身の回りのものを見直すと意外に不用品は出てくるものです。
片付けもできて、不用品を売ることで現金化もできるためおすすめの方法です。
不用品を売る方法として、以下の3つが挙げられます。
- フリマアプリで売る:自分で値段がつけられる
- ネットオークションで売る:希少価値があれば高値がつくこともある
- リサイクルショップ:即金性はあるものの安値になる場合が多い
フリマアプリであれば、以下のアプリがおすすめですので参考までに紹介します。
名称 | 特徴 |
---|---|
メルカリ | サポート体制が充実しており、発送方法がたくさんある |
PayPayフリマ | 売上金をPayPay残高に振替できる |
ラクマ(旧フリル) | 購入時に楽天ポイントが利用できる |
フリマアプリは自分で金額を設定できるというメリットもありますが、いずれも梱包や発送の手間などがありますので面倒臭いと感じる方もいるでしょう。
その場合、最も簡単に売る方法はリサイクルショップへ持ち込みすることです。
自分で出品するよりは安い価格で買い取られる場合も多くありますが、配送の手間はありませんのであまり時間をかけたくない方にはおすすめです。
アルバイトをする
時間に余裕がある方は、アルバイトを検討してみてはいかがでしょう。
1日だけの単発バイトや日雇いバイトも数多くあります。
名称 | 特徴 |
---|---|
バイトル | 短期や日雇いバイトが多数ある |
マイナビバイト | 細かい利用条件を設定できるため希望の職種を探しやすい |
インディード | 知名度が高いため利用している会社数が豊富 |
倉庫などの軽作業から、接客などその職種はさまざまですので自分にあったバイトを探すことも可能です。
スキマ時間で副業を始める
スキマ時間を使って、副業を始めるという方法もあります。
簡単なのはポイ活ですが、その他にもデータ入力、動画編集、ライティングなどがあります。
いずれも、空いている時間を使って自宅で作業できるという魅力があります。
仕事を得る方法としては、クラウドソーシングサイトを使うのがおすすめです。
以下におすすめサイトを紹介します。
名称 | 特徴 |
---|---|
クラウドワークス | デザインやライティングなど募集案件が多い |
ランサーズ | タスク形式の仕事が多いため初心者が始めやすい |
ココナラ | 独自項目で自分のスキルを売り込みしやすい |
クレジットカードのキャッシングを利用する
即金性が高いのは、クレジットカードのキャッシングを利用するという方法です。
持っているクレジットカードにキャッシング枠がついている場合は、すぐに利用可能です。
ただし、キャッシング枠がついていない場合は、新たな審査が必要です。
審査では、安定した収入がなければ審査に落ちてしまうケースもあります。
また、金利が高いため短期間で返済するのに向いた金融商品である、ということを踏まえて借入をしましょう。
即日借入できるカードローンを利用する
消費者金融の即日借入できるカードローンであれば、最短30分ほどで借入可能な業者もあります。
また、初めての借入であれば最初の30日間は利息無料といったようなお得なサービスもあります。
無利息期間内に返済できれば、金利0円で借りられるため少しだけお金が足りないといった時に利用できます。
各社、無料日数が違っていたり、借入上限金額が違うなどサービス内容に違いがありますので事前に調べてから利用するようにしましょう。
無利息期間がある、おすすめな消費金融は以下のとおりです。
名称 | 実質年利 | 融資スピード | 無利息期間 |
---|---|---|---|
アコム | 3.0%〜18.0% | 最短20分 | 30日間 |
アイフル | 3.0%〜18.0% | 最短20分 | 30日間 |
レイク | 4.5%〜18.0% | 最短25分 | 60日間 |
ただし、無料利息期間は初めての方のみ対象のため、一度完済後は利用できませんので注意しましょう。
友人・家族にお金を借りる
身近な友人や家族にお金を借りるという方法もあります。
ただし、返済できなければ気まずくなるばかりか、人間関係にヒビが入る可能性もあります。
そのため近しい間柄の方に借りる場合でも、返済期日や月々の返済金額を決めるなど、きちんと誠意を見せる事が必要です。
債務整理をする
借金の額が大きくて返済するのが大変だという場合、弁護士に依頼をして債務整理をするという手段があります。
債務整理というと、躊躇する方も多いと思います。
しかし、債務整理をすることで利息を減らしたり借金の催促を止める事も可能です。
もし、自分自身ではどうすることもできなくなった場合は、自分自身を守るために専門家の手を借りることも重要です。
以下に、債務整理におすすめの弁護士・司法書士事務所を紹介しますので参考にしてください。
名称 | 特徴 |
---|---|
はたの法務事務所 | 任意整理を得意としていて、過払い金請求などの実績でも定評のある司法書士事務所 |
司法書士法人赤瀬事務所 | Webで借金減額診断もでき、借金が減額できるかすぐに分かる |
ひばり法律事務所 | 弁護士事務所のため、裁判が必要な個人再生や自己破産の場合でも一括したサポートを受けられる |
生活費が足りない!【状況別】国の制度や奨学金などの対処法
人生の中では、状況により生活費がどうしても足りないということが起こることもあります。
この章では、より具体的に生活費が足りない状況を想定して解説しますので参考にしてください。
失業中でお金が足りない場合
失業中でお金が足りない場合は、社会保険事務所に相談にいきましょう。
国では『生活福祉資金貸付』という制度があり、低所得者世帯・障害者世帯・高齢者世帯を対象に『生活支援費』としてお金を借りられます。
支給額は、2人以上の世帯で月20万円以内、単身世帯で月15万円以内です。
産休中で生活費が足りない場合
産休は産前産後トータルで14週間ほどです。
その間は、出産手当金が健康保険から支給されることになります。
ただし注意したいのは、給与満額ではなく3分の2だけが支給されるという点です。
ギリギリの生活をされていた場合は生活費が足りなくなることも考えられますので、妊娠中自宅でできる在宅ワークで補填することも考えてみましょう。
また、出産時には、出産育児一時金が50万円(2023年4月から)支給されますが、その他にも市区町村独自の手当で支給される場合もあります。
お祝い金や、育児用品の現物支給・レンタル制度などを利用すれば、子育てでかかる費用をできるだけ少なくすることも可能ですのでチェックしてみてください。
教育費が足りない場合
教育資金が足りない時には『教育ローン』や『奨学金』を利用して教育費を借りるという方法があります。
教育ローンは進学時の心強い味方ではありますが、あくまでも借金であることを念頭に借入額は必要最小限に抑えるようにしましょう。
奨学金に関しては、最も多くの学生が利用しているもので、日本学生支援機構(JASSO)奨学金があります。
収入基準と学力基準に応じて支給されますが、給付型の場合は返済の必要がない奨学金です。
ただし、給付型は収入基準と学力基準のハードルが非常に高いため利用できる人は限定的です。
その他にも、大学独自に用意している奨学金や自治体の奨学金もありますので自分の状況に合わせて調べてみるようにしましょう。
生活費が長期的に足りない場合
生活費が長期的に足りなければ、支出全体を見直す必要があります。
収入に対して、慢性的に支出が上回っている状況ですので、日々の節約に努め収入を増やす工夫をしてみましょう。
それでもどうしても足りない場合、働けないなどやむを得ない理由がある場合は、お住まいの市区町村の担当窓口に相談してみることをお勧めします。
生活保護だけでは生活費が足りない場合
憲法や法律で保証された権利として、生活困窮者は生活保護が受け取れます。
ただし、生活保護を受け取るには果たさなければならない義務もあります。
被保護者は、常に、能力に応じて勤労に励み、自ら、健康の保持及び増進に努め、収入、支出その他生計の状況を適切に把握するとともに支出の節約を図り、その他生活の維持及び向上に努めなければならない。
つまり、生活保護を受けている場合は節約に努めて生活保護の範囲内でやりくりする必要があります。
やむを得ない事情で生活保護費では足りないという場合にのみ、町村役場の担当窓口へ相談するようにしましょう。
生活費が足りないなら総合支援資金や、緊急小口資金などの「公的融資制度」も検討
生活が困窮するほど収入が低い場合は、公的融資制度の利用を検討しましょう。
以下で詳しく解説していきます。
「総合支援資金」は必要な資金の貸付けが得られる
利用条件としては、65歳未満の人で一時的に生活苦に陥っているケースが該当します。
総合支援資金は国の公的融資のひとつで、保証人がいれば無利子で融資が受けられます。
利用してから6ヶ月間は返済猶予期間があり、10年以内に返済すればいいので、仕事が見つかってから返済することも可能です。
「緊急小口資金」は緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった場合に少額の費用を借りられる
『緊急小口資金』とは、勤務先が倒産したり、火災で生活が困窮するなどやむを得ない事由で生活が苦しい場合に借入できる制度です。
10万円まで無利子で借入ができ、2カ月の措置期間が設けられています。
返済期間は12カ月以内です。
「住居確保給付金」は失業などが原因で家賃などの支払いに困っているときに使える
勤務先が景気の悪化により給料が減った場合や、予定していた事業がやむを得ない理由で廃止になってしまうなど住む家を失う可能性がある場合は住宅確保給付金も利用できます。
利用条件は以下の通りです。
- 離職や廃業から2年以内
- 休業等により収入が減少し、住居を失うおそれがある
自治体によって柔軟な対応が行われていますので、市区町村の窓口に相談してみましょう。
もし、この制度が利用できれば、原則3ヶ月〜9ヶ月の間、自治体から家主に直接家賃相当額が支払われます。
「教育支援資金」は進学や修学の継続を支援してくれる
世帯の自立を支援する制度の一つとして『教育支援資金』というものがあります。
生計を同一にしている家族が対象で、借入するには以下のような基準が設けられています。
- 世帯の収入が下記の収入基準を超えない世帯であること (世帯人員が 3人の場合335,000円)
- 日常生活には困っていないが、修学のためにまとまった資金を必要としていること
- 世帯の収入により、学校卒業まで生計維持が可能な状況であること
- 東京都内にお住まいの世帯であり、住民票の住所と現住所が一致していること
- 社会福祉協議会が債権者である貸付制度の連帯保証人及びその世帯員ではないこと
- 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第6号に規 定する暴力団員である者が属する世帯ではないこと
出典:東京都社会福祉協議会
お住まいの地域によって相談窓口が異なりますので、住んでいる地域の社会福祉協議会に相談してみましょう。
「臨時特例つなぎ資金貸付制度」は離職者の生活の自立をサポートしてくれる
各都道府県社会福祉協議会が主体となって行っている制度で、住居のない離職者で以下の条件に該当する場合に利用可能です。
- 公的給付制度(失業等給付、住宅手当等)または、公的貸付制度(就職安定資金融資等)の申請が受理されており、かつ当該給付等の開始までの生活に困窮していること
- 貸付けを受けようとする方の名義の金融機関の口座もっている
出典:厚生労働省
貸付上限額は10万円以内、無利子で1カ月以内に一括返済をすることになります。
「教育一般貸付(国の教育ローン)」は高校や大学などへの進学・在学費用に使える
よくある質問として、 奨学金と銀行の教育ローンがありますが主な違いは以下の通りです。
奨学金 | 借入名義は学生本人 学力や収入に基準が設けられている 募集時期(基本的に春)にしか申込み不可 入学後に定額が学生本人の口座に振込 |
---|---|
国の教育ローン | 借入名義は保護者 特に基準が設けられていない 受験前でも申し込み可能 1年分まとめて借入可能で上限350万円 保護者の口座に振込 |
奨学金は子どもの借金であることを理由に、教育ローンの利用を考えている人もいますが、奨学金の返還は保護者が行っても問題はありません。
そのため、金利の面からも優遇されている奨学金が利用できるのであれば、教育ローンを借りるよりもお得です。
入学前の教育費の不足分は、支給時期が入学後であるため奨学金は利用できませんが、入学後の教育費の不足は奨学金で賄うのがおすすめです。
利用者が違うので、教育ローンと奨学金の併用も可能となっています。
「日本政策金融金庫の一般貸付」は他の融資制度に比べて利用条件が少ない
『日本政策金融金庫』とは、元々日本政府が運営していた組織で、小さな会社や地域の活性化を支援するためお金を提供する役割を持っていました。
元々は国が運営していたということもあり、他の融資制度に比べて借入しやすいといえます。
全国どこの支店でも申し込み可能ですので、問い合わせをしてみましょう。
生活費が足りない時の注意点・やってはいけないこと
ここまで、さまざまな対策を解説してきましたが、それでも生活費が足りないということもあるでしょう。
だからといって、絶対にしてはいけないことがあります。
その一線を踏み越えてしまうことで、より自分を追い詰めてしまうことにもなりかねませんのでまずは公的融資の利用を検討しましょう。
これから解説する内容は、絶対にしてはいけないこととなりますので注意してください。
闇金からは絶対借りない
ヤミ金とは正規の賃金業登録をしていない、違法な融資をする違法賃金業者のことです。
法外な利息を請求されるため、借り入れた金額が少額であってもあっという間に利息が膨らみ返済が困難となります。
『審査不要』や『誰でも借りられる』といった文言には絶対に騙されないようにしてください。
お金を借入するには必ず審査が必要です。
これらのヤミ金業者の場合簡単な身分証明書の提示だけで融資が可能かもしれません。
また、現在は巧妙な手口でヤミ金だとバレないような巧妙な手口で融資を持ちかけられるかもしれませんので注意しましょう。
個人間融資も危険
SNSなどで最近見かける『個人間融資』をご存知ですか?
SNSなどで『お金を貸します』と書き込みをし、契約の締結を勧めることは、貸金業法の規定に抵触する場合があります。
そのため、無登録業者による勧誘は刑事罰の対象となり、借りた側も犯罪トラブルに巻き込まれることがあります。
個人間融資では、以下のようなトラブルが多発していますので十分に注意してください。
- 法外な利息の支払いを求められる
- 保証金をだまし取られる
- 性的な関係を要求される
- 個人情報をネットでさらされる
実は個人間融資についても、新たなヤミ金の手口とされていますので注意が必要です。
これらの情報は、政府広報オンラインにも掲載されていますので参考にしてください。
政府広報オンライン
ギャンブルではお金を稼げない
パチンコやパチスロ、競馬などのギャンブルは時として大勝ちすることもあります。
夢のある儲けかた、と目に映るかもしれません。
しかし、ギャンブルは確実性に乏しいため生活費を稼ごうとすると、どんどん生活苦に陥ることがよくあります。
不確実なギャンブルに時間を費やすよりも、副業などで確実に収入を得た方が自分のスキルにもつながります。
将来的に見て、どのように時間を費やすかによって今後の自分にも変化が生じるということを念頭に入れておきましょう。
生活費が足りないに関するQ&A
どうしても生活費が足りない時はどうしたらいいのか、よくある質問を解説します。
生活費が足りない時に市役所がお金を貸してくれる制度は?
生活が困窮し困っている方のために、国や市役所から借りられる公的融資制度があります。
お住まいの市区町村の社会福祉協議会で『生活福祉資金貸付制度』がありますので問い合わせをしてみましょう。
病気で思うように働けない人や、失業して無職などの理由で生活が困難な場合に相談に乗ってくれます。
生活費も貯金もない、どうしたらいい?
一時的に生計の維持が困難となった場合に『緊急小口資金』では少額のお金を借りられます。
しかし、 返済の見込みがない無職の人は、審査に通らないため生活保護なども検討してみましょう。
生活費が足りない時に即日稼げる副業は?
即日即金で稼げる副業としておすすめなのは、日払いバイトです。
派遣会社によっては、早朝であればその日のうちに申し込みして働くことも可能です。
ただし、企業によってはその日のうちに給料が入るか異なりますので、申し込みする前に確認しておきましょう。
専業主婦で生活費が足りない時はどうする?
専業主婦で外に出て働くのが難しい場合は、自宅で作業できる在宅業務がおすすめです。
内職のような簡単な軽作業をすることで稼げます。
ただし、1作業あたりの賃金は非常に安価なため、数をこなさなければまとまったお金にはなりづらいというデメリットはあります。
PCスキルを身につけて、クラウドソーシングなどで収入を得ることも可能ですので検討してみましょう。
生活費が足りないのはなぜですか?
生活費が足りない場合、収入と支出のバランスが崩れていることが考えられます。
先に述べたように、まずは支出をできるだけ削り、収入を増やす方法を検討しましょう。
本当にお金に困ったらどうする?
病気や介護など、働きたくても働けないなどやむを得ない理由で収入が得られない場合は公的機関の制度を利用しましょう。
専門の支援員が支援プランを作成し、相談者一人一人に合わせて相談に乗ってくれます。
また、低収入でどうにもできない状況の場合は、生活保護も念頭に相談することで楽になることがあります。
一人で悩まずに、お住まいの市区町村に相談してみることも重要です。
生活費の平均はいくら?
1カ月の生活費で、2人以上勤労者世帯での全国平均は、約32.1万円です。
年代別に見ると、50歳代の約36.3万円が最高額となっています。
支出の内訳としては食費が最も高く、約8.05万円と最も高くなっています。
お金の使い方は人それぞれですが、もし上記に記載した金額を大幅に上回っているようなら、生活自体を一度見直してみましょう。
生活費が足りないまとめ
物価の高騰により生活費がどんどん上がっているのに給与が上がらないなど、抱えている問題は一つではありません。
慢性的に生活費が足りないという方も、統計的にみて増加していますが、だからといって生活を改めずそのままにしておいても状況は改善されません。
そのため、まずは家計の支出を見直すことが重要です。
余分な支出を減らしたあと、それでも足りない場合は副業やバイトなどで収入を増やすことも検討してみましょう。
それでも足りない場合は、公的機関の支援制度もあります。
まずは、自分の生活を見直して改善を心がけていくことが重要です。